<基本の機能訓練>
ネスト実籾には3名の機能訓練指導員がおります。 利用者の方は個別機能訓練計画に従って、 体操や筋トレ、ストレッチなどの機能訓練を行っております。 機能訓練は毎日行いますが、通常は2時間から3時間程度です。 ネスト実籾は朝9時過ぎから、夕方17時前までのデイサービスで、 7〜8時間程度の滞在時間です。 入浴や昼食の時間、お昼寝の時間などありますが、 7〜8時間程度のうち2〜3時間程度の機能訓練だけですと、 リハビリ、自立支援が不十分であると考えております。 しかし、高齢の方に筋トレやストレッチなどの負荷の強い トレーニングをそれ以上行うことは難しくなります。 そこで、従来の機能訓練をさらに強化し、保管するために ネスト実籾では弱い負荷で長い時間行える、 弊社独自の『生活リハビリ』というものを行っております。
<生活リハビリとは何か> 『生活リハビリ』とは、利用者の方が1日でも長く、 自宅での生活が続けられるための支援である、と定義しています。 ですので、従来の筋肉トレーニングだけではなく、 ご自身で食事を作れる能力の維持や促進、 ご自身でトイレや入浴の出来る能力の維持や促進、 ご自身で洗濯や掃除が出来る能力の維持や促進、 といった支援を行っております。
<ヘルパーの仕事は何か?> 利用者の方は、料理教室で言えば、 自分で料理ができるようになりたい生徒さんだと考えています。 デイサービスに来るのは1日でも長く自立して生活をするためです。 ヘルパーが利用者の方の残存能力を奪うようなケアは 一見すると頑張っているように見えるかもしれませんが、 実は素晴らしい介護ではありません。 食事もレクレーションも入浴も排泄も、 何から何までヘルパーが行ってしまうのは、 ヘルパーの業務としては楽で実はスキルもあまりいりませんし、 時間的にも早く終わります。
これは料理教室で言えば、料理教室の先生が自分で全部作って、 美味しい料理ができました、後片付けも先生がやって迅速です。 ですが、生徒さんたちはどうでしょうか。 美味しい料理が食べられて良かったのでしょうか。 いいえ、生徒さんご自身で料理が作れるようになること、 後片付けなども自身で出来るようになることが大事です。
ネスト実籾は、利用者の方が1日でも長く、 自宅での生活が続けられるための支援をする場です。 そのために基本となる機能訓練にとどまらず、 弱い負荷で長い時間行える『生活リハビリ』にこだわっています。 利用者様たちの充実した笑顔や、お元気になっていかれる様子に 私たちは手応えとやりがいを感じております。 ぜひ一度『生活リハビリ』の現場をご見学いただければと思います。 国内だけでなく海外からの見学も対応しております。
●お問い合わせ 通所介護事業所「ネスト実籾」 管理責任者 / 生活相談員 冨岡久美子(とみおかくみこ) 電話047−471−2465